
五十代のおばさんとセックスするなんてあり得ない。
俺は長年そう思っていたが、出会い系で知り合った五十二歳の熟女を抱いてみて、その考えが食わず嫌いの偏見だったことを知った。
結論から言おう。五十代であっても、体型維持や美容に気をつけている女性ならば、セックスするにあたって二十代の女性と決して遜色ない。むしろセックス経験とテクニックが半端じゃない分、五十代熟女の方が抱き心地がいいかもしれない。
「こんなおばさんでごめんね」
アイスコーヒーを飲みながら自嘲する。肌が白く、つるんとしていて艶があり、とても五十二歳には見えない。笑ったときの小皺は隠せないが、瞳が大きく睫も長いので目立たない。老いが垣間見えても、それを上回る色気がすぐに補ってくれるのだ。ブラウスの感じから胸も豊かに見える。息を飲む。
俺は人妻マニアで、出会い系で通算十三人の人妻とセックスした経験があるが、ターゲットは二十代後半から三十代後半。五十歳超の物件は彼女が初めてだ。今回は魔が差したというか、彼女の誘いに乗ってしまったが、実際待ち合わせ場所に来るには勇気がいった。でも来てよかった。今までにない貴重な経験ができそうな予感がする。
地元秋田市内のホテルに入る。
いざ母親と同じくらいの熟女を抱くことに躊躇いを感じなかったと言ったら嘘になる。普通の人妻ならば積極的に抱きにかかるが、彼女に対しては熱い風呂にそっと入るような感じでベッドインした。未知の領域がそこにあった。
「私は耳とクリちゃんだけでいいわ。そこだけ攻めて」
「おっぱいは?」
「まかせる」
乳には弛みがあるが豊かだった。若い頃は見事な巨乳だっただろうと思う。跳ねるような弾力に欠けるものの感度が良く、乳首がすぐに大きくなった。クリトリスも大きく、ちょっと触っただけで大きな艶声を出す。耳を舐めながら指でクリトリスを摩擦しただけで彼女はアクメに達した。
「女性がイキそうになったら挿入してあげるのがエチケットよ」
勃起したペニスを握ってそう言う。
「ごめんなさい」
「まあいいわ・・・じゃあ挿れるわよ」
甘い目で俺の目をじっと見ながら、握ったペニスを淫口に導く。騎乗位セックスの開始。
「ああぁぁンッ!」
気持ちがいい。
腰の振り方、膣の締め方が半端じゃなく、並大抵の経験ではここまで上達しない。その意味では二十代の女性とするよりも気持ちいい。それにイクのが早いから好都合。このおばさんが相手だと射精が我慢できそうにない。
五十代女性のセックステクニックは風俗嬢レベルに達していると言える。俺もこれからそのおばさんに教育してもらい、テクニックを磨きたい。